新米ママの子育てBlog

自転車旅は芸術だ

2012.01.14

自転車という機材にまたがり、身体を使って旅をする。テーマも、スタイルも、自由だ。それは額に入れて飾って見せることのできるようなものではないかもしれないが、その感動は、この地上がいかに多くのニュアンスに満ち、風景が発するエアがいかに地域地域で大きく異なるかを、無言でわれわれに教えてくれる。それだけでなく、自転車の旅は、音楽のように、この限定された地上世界を超えるものを予感させてくれるような力をたたえている。

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だから私は、自転車旅は、芸術の一種と言っても良いとまで思っている。その間口の広さと、奥行きの深さには、事実、比類がない。自転車の旅において、旅人はこの地球という時空間のもたらした奇蹟的な地形や出会いや事象を、身体を通して受け止めるとともに、自身もその一部を創造する。鑑賞者であって、同時にアーチストでもある。ときには、行動という表現が先に来て、後からテーマがついてくる場合がある。なぜその旅を自分がしようと思ったか、出かけてみてわかるのである。いや、むしろ何年もたってからわかることのほうが、多いかもしれない。理念や考え方があとから追従してくるのは、通常は天才の仕事だが、自転車旅では、心を開いていさえすれば、誰もがきっと味わうことができよう。